青年会議所は、40歳までの青年経済人が明るい豊かな社会を築くために集う、まちづくり・人づくり・地域づくりの団体です。

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理事長所信

  • 一般社団法人旭川青年会議所
    2015年度 第65代理事長
    鈴木 慎吾
  • 2015年度スローガン


    Belief.Action

    (ビリーフ・ドット・アクション)

    ~夢を信じ行動すること。それをつなぐJCの力~

「はじめに」

 われわれ青年会議所はいつの時代も「明るい豊かな社会」を目指し活動してまいりました。これは青年会議所の目的でもあり、 社会全体が目指すところでもあります。近年、この「豊かな社会」を目指し、NPOなど様々な市民活動が盛んになっています。一方、 JC活動では「JCしかない時代から、JCもある時代へ」という言葉をよく耳にするようになりました。時代の流れを感じる一方、組織として、JAYCEEとして、一人ひとり未来に夢を描けているのでしょうか。

「人間万事塞翁が馬」

 中国前漢時代の思想書『淮南子(えなんじ)』「人間訓」の故事より。

 昔、中国の北方の塞に占いの術に長けていた老人(塞翁:さいおう)が住んでいた。ある日、塞翁が飼っていた馬が逃げてしまったので、人々が慰めに行くと、塞翁は「これは幸いになるだろう」と言った。数ヵ月後、逃げた馬は立派な駿馬を連れて帰ってきたので、人々がお祝いに行くと、塞翁は「これは災いになるだろう」と言った。塞翁の息子が駿馬に乗って遊んでいたら、落馬して足の骨を折ってしまったので、人々がお見舞いに行くと、塞翁は「これは幸いになるだろう」と言った。一年後、隣国との戦乱が起こり、若者たちはほとんど戦死したが、塞翁の息子は足を骨折しているため兵役を免れて父と共に生きながらえることが出来た。

 このように、福は禍となり、禍は福となるという変化は深淵で見極めることができないのです。人生、何が有るか分かりません。しかし「禍福はあざなえる縄のごとし」とも言いますが、幸福と不幸は縄のように絡み合って複雑であり、どんな結果になるかは分からないものでもあります。どんな境遇にあっても、どんな困難な道だとしても、努力の結果は出て来るものだと捉え、進んで行きたい。

「夢を追い求める若き青年たち」

 状況は常に変化する。この世は、何が起こるかわかりません。必ず変化はするし、その変化は、必ずしも自分の望むようにはなりません。まずは自分の中で、組織として何が大切なのかを整理し焦点を当てること。われわれが社会のオピニオンリーダーとして夢を描き、未来を創ろうとしたとき、本当に必要なのは何であろうかを考えるべきです。

 青年会議所は戦後60年余りに渡り、時代に遅れることなく未来を見据えたさまざまな活動を、地域に留まらず世界中で実践してまいりました。 これは、時代の変化を受け止める力と、事業を実践する力があったからだと感じます。今でもこの実践する力はまちづくりにおいて、絶え間なく続いていると感じます。それでは、旭川青年会議所はJCとして、時代の変化に対応できる組織になっているでしょうか。 各種事業に対する責任、多くの責任を果たすことがJC組織の力を示すものであり、 これが無くては大きな実践する力は生み出されないでしょう。今こそ、 JC活動における、あらゆる事態を想定したリスクマネジメントを始め、 地域における組織としてのあり方を考えていくべきです。そして、今後のJC組織強化に向けた様々な活動を行うことで、永続的に旭川JCが成り立つ礎になると考えます。迷いの原因を探すと、その価値観の重要なものが見えてくるはずです。

「つながりとともに」

 ああでもない、こうでもないと言い合いながら一生懸命、精一杯、魂を込めると自分たちのやっていることが、かけがえのないものに変わっていく。

 青年会議所運動をしていて本当に嬉しいのは、その喜びが味わえること。コミュニケーションのあり方が大きく変化しているソーシャル時代の中で、次はどんな形で、どんな人とめぐり会えるのだろう。そう思うと、楽しみで仕方ありません。

 そして、それが人々に伝わっていく。共感を呼ぶ。地域と人々との間に生まれる、かけがえのない絆を「共感」という形に変えていくお手伝いがしたい。そういう想いをどんどん拡げ、真摯に向き合い、共に夢を描き、志を同じく行動する仲間を増やしたい。

 地域の課題解決のために。世の中をもっとよくするために。

「終わりに」

 日本代表のサポーターが昨年行われた2014サッカーワールドカップの試合後、スタンドのゴミを拾う姿が世界で称賛されたことは記憶に新しい。彼らが示した模範は、ブラジルのファンの心にも響いたようです。その後開催されたリーグの試合後、地元サポーターがゴミ拾いをしたといいます。特別ではない自然と湧き起こる日本人の姿勢が共感を呼びました。私たちが考える真の豊かさとは、わがまち・あさひかわが明るい笑顔であふれることであります。そのためには経済的な、あるいは物質的な豊かさと共に、精神的な豊かさをも追及していくことが必要であると考えます。

 夢づくり・ひとづくり・地域づくりのリーダーとして、私たちの愛するふるさとがもっと愛されるために。

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